株主優待を受け取るためには、
・「権利付き最終日」
・「逆日歩日数」
の日を知ることが非常に大事です。
(「権利確定日」という日もありますが、株主優待を貰うためには、「権利付き最終日」のみを押さえておけばOKです。)
この2つをしっかり確認できるように、分かり易くカレンダーも使って紹介していきます。
また、「権利付き最終日」「逆日歩日数」「権利確定日」が大事な理由も説明していきます。
権利付き最終日と逆日歩日数
権利付き最終日と逆日歩日数の一覧
年月 | 権利付き最終日 | 逆日歩日数 |
2023年 1月 | 2023年 1月 27日(金) | 1日 |
2023年 2月 | 2023年 2月 24日(金) | 1日 |
2023年 3月 | 2023年 3月 29日(水) | 3日 |
2023年 4月 | 2023年 4月 26日(水) | 3日 |
2023年 5月 | 2023年 5月 29日(月) | 1日 |
2023年 6月 | 2023年 6月 28日(水) | 3日 |
2023年 7月 | 2023年 7月 27日(木) | 1日 |
2023年 8月 | 2023年 8月 29日(火) | 1日 |
2023年 9月 | 2023年 9月 27日(水) | 3日 |
2023年 10月 | 2023年10月 27日(金) | 1日 |
2023年 11月 | 2023年11月 28日(火) | 1日 |
2023年 12月 | 2023年12月 27日(水) | 6日 |
(補足)
・2023年3月、4月、6月、9月、12月は、逆日歩日数が多くなっています。
(クロス取引を行う際は、逆日歩金額が高くなる可能性があることに注意してください。)
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続いて、それぞれが株主優待を貰うときに、大事な理由を説明していきます。
権利付き最終日とは
まず、「権利付き最終日」についてです。
株主優待を貰うためには、「権利付き最終日」に株を保有している必要があります。
つまり、「権利付き最終日」に株を保有していればいいため、株主優待を貰うための株に保有する日数は最短で1日でもOKです。「権利付き最終日」に株を買い、その翌日に株を売っても、株主優待を貰うことができます。
ここで注意してほしいことが1点あります。
「権利付き最終日」に買って、その日に売るのはNGです。必ず、翌日に売るようにしてください。(権利付き最終日」の取引時間終了( 15時 ) 時点で、株を保有している必要があるためです。)
逆日歩日数とは
続いて、「逆日歩日数」についてです。
クロス取引にて、空売りを行ったときに、「逆日歩」が発生することがあります。(逆日歩は、大量の空売りがあった時などに発生します。「権利付き最終日」は、株主優待を貰うためのクロス取引で、大量の空売りがあることがあり、逆日歩が発生しやすい日となります。)
逆日歩の金額は、逆日歩 × 逆日歩日数 となるため、「逆日歩日数」が多いほど逆日歩金額が高くなります。
権利確定日とは
最後に、「権利確定日」についてです。
権利確定日は、その月の最終営業日です。
株主優待を貰おうとすると、混乱しやすいのが、「権利付き最終日」と「権利確定日」です。
簡単に説明すると、「権利付き最終日」の2日後(2営業日後)が、「権利確定日」になります。
株は、
・買ってから、
実際に「株主」になるのは2営業日後
・売ってから、
実際に「株主」でなくなるのは2営業日後
となります。
株主優待を貰うための正確な条件は、
「権利確定日」に「株主」であること
です。
先ほどの説明の通り、「株主」になるには、買ってから2営業日かかります。
このため、「権利確定日」に「株主」になっているためには、「権利確定日」の2営業日前に、株を買っておく必要があります。
この「権利確定日」の2営業日前のことを、分かり易く「権利付き最終日」と呼んでいます。
普段の株の売買では、あまり意識することが無いかもしれませんが、頭の片隅に覚えておいてもらえるとよいかもしれません。補足ですが、数年前は、3営業日前から2営業日前に変更になっています。
ここまでで説明してきた通り、株主優待を受け取るためには、「権利付き最終日」と「逆日歩日数」が非常に大事になります。
この2つをしっかり確認していけば、狙った株主優待をしっかりと貰えるようになります。
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