について記事にします。
「リスク許容度」とは?
普段の生活で耳することが少ない言葉ですが、
株式投資においては、
知っておく(認識しておく)ことが、
必要な言葉です。
株式投資における「リスク許容度」とは、
株式購入後に株価が下がったときに、
「平常心」でいられる範囲
(=「動揺」して、株を売却しない範囲。
=いわゆる「狼狽売り」をしない範囲。)
と考えてください。
例えば、
AさんとBさんが株価が「100万円」の
株を購入した後に、
① 株価が「80万円」になった場合、
含み損は「マイナス20万円」
② 株価が「50万円」になった場合、
含み損は「マイナス50万円」
(つまり資産が半分!)
となります。
このときに、
Aさんは、
マイナス10万円までは、
「平常心」で株価を見ていたが、
①のマイナス20万円のときに、
「動揺して」売ってしまった。
Bさんは、
マイナス40万円までは、
「平常心」で株価を見ていたが、
②のマイナス50万円のときに、
「動揺して」売ってしまった。
とすると、
・Aさんのリスク許容度はマイナス20万円
・Bさんのリスク許容度はマイナス50万円
となります。
このように、との程度のマイナス金額まで、
「平常心」でいられるかが、その人の
「リスク許容度」となります。
なお、資産に対する「割合」(20%とか50%)で
考える方もいると思いますが、
最初は、「金額」で考えたほうが、
実際の感覚と合っていると思います。
「リスク許容度」
はなぜ大事?
株価は、値上がり、値下がりを繰り返します。
このため、
今日は「10万円値下り」していても、
明日は「20万円値上がり」している
ということが、日常的に起きています。
このため、リスク許容度の範囲が狭いと、
「株購入」
→「値下がり」
→「動揺して売却」
(狼狽売り)
を繰り返し、
あっという間に資産が無くなります。
「リスク許容度」
はどの程度あればいい?
「リスク許容度」の範囲は、広ければ広いほど良いです。
ただし、これは、どんなに値下がりしても、
株を持ち続ければいいという意味ではありません。
「自分が決めた売買ルールを守る」
ことが出来るようになることが
重要なポイントになります。
「リスク許容度」
を広げるには?
とにかく、売買を繰り返して、
「株価は、値上がり、値下がりを繰り返す。」
ことを体感し、
感覚として、覚えるしかありません。
覚えた感覚に比例して、
少しずつ、マイナス金額への
耐性が付いてくることで、
「リスク許容度」が広がります。
(本当に少しずつしか、
広がっていきません。。。)
まとめ
株式投資を続けていくうえで、
「リスク許容度」を広げることは
必要不可欠です。
常に、
「自分のリスク許容度はどの程度か」を
意識しておくだけで、今現在の、
リスク許容度の範囲の広さに関わらず、
結果的に、資産を守ることに繋がります。
なぜなら、
「売買ルールを決める時」
「実際に売却しようとする時」
などの
重要な決定をするときに、
リスク許容度に応じた決定が
出来るようになります。
是非とも「リスク許容度」 を認識し、
広げていってもらえればと思います。
以上、今回の記事で、読んでくださった方々の
リスク許容度に対する認識が深まれば幸いです。
こちらもCHECK
「売買手数料」と「手数料プラン」の選び方【投資歴10年の株式投資家が解説】
大学生の頃にネット証券が普及し始めたため、そこからコツコツと株式投資を続けて、早10年。気づけば、ネット証券が溢れています。「今から、株式投資を始めよう!」と思う方にとっては、「どの証券会社がいいの? ...
続きを見る
こちらもCHECK
【2021年】 お勧め証券会社2選【投資歴10年の株式投資家が解説】
大学生の頃にネット証券が普及し始めたため、そこからコツコツと株式投資を続けて、早10年。気づけば、ネット証券が溢れています。「今から、株式投資を始めよう!」と思う方にとっては、「どの証券会社がいいの? ...
続きを見る
関連記事